「空にかける橋」→むかしサイトに公開していた「the bridge to the blue sky」という短い詩100編の連作を改題し、文庫サイズの詩集にしました。装画は美術作家の大槻香奈さん。――同じく文学フリマウェブカタログより。 こちらは詩集。五行ぐらいの詩が100編。言葉の選び方が清新で青空の海鳴り(まったくおかしいけどそういう感じ)が聞こえている感じがした。詩は不思議ですね。自分ではあんまり書けないせいかもしれない。 あとがきが載っていて、そこに、 「世界は大きいのです。その衝撃で、言葉がふだんのつながりからほぐれ、漂い出しました。その断片をつなぎあわせたのがこの作品たちでした。夢は砕かれた言葉の欠片が集まったようなものと聞きます。(中略)夢の終わりに、わたしたちがたどり着く場所。わたしはその記憶を書き留めたかったのかもしれません」 とあって、あ、きっとこれがすべてなんだな、と思いました。このあとがきは「空にかける橋」にあったものだけど、「羽ばたき」にも共通するんじゃないかな。