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どこをみているの
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2013/06/14  世迷言part2
疲れのために、バス内でうつらうつらしながらも
後ろの騒々しいカラスたちの井戸端会議が睡眠の邪魔をする。
つばめのフリをしていても、わたくしもしょせん、巣穴に帰れば狡猾な猫なので
カラスたちの騒々しい、言葉をひとつひとつ繋ぎ合わせながら
他の野良猫たちに好かれるような話の構成を考えねばならぬ。
しかし、カラスの言葉は思った以上に甲高い響きをもって、がんがん耳にはいってくるので
結局は酔ってしまって、バランス感覚があっても仕方がないのだと思ったのはこの時だった。


***

指を紫色に染めてみた。三か月は取れないとのことなので
そのうちにそうっと夕闇に紛れて、あの薄い靄を食べてやろうと思っている。
それと、真っ白な肌の、あの純粋そうな子の頬を思いっきりひっかいてやりたい。色素が残らない程度に。
白いデニムを、デニム禁止の職場に履いてきたあの子の、そう、あの白いデニムもびりっとやぶけるのなら
やぶってやろうと思う。それは、色素が残っても言いや。
恨み言ばっかり言っている私の舌は、綺麗な赤色なのだけど。


***

かみなりが落ちたらいいと大体思う。晴れた日も、風の強い日も、もちろん雨の日も。
でも、大体そういうときは綿ぼこりが落ちてきて、集まって、おっきな雲みたいになる、けれど、やっぱりかみなりは落ちない。
そういう空の下に生まれた、僕なので、しようがないのだけど、
ああ、今日も、ほら、わたぼこりがたくさん降ってきた。
いい加減にしろ!


***

愛されるべきあの子が愛されないで、愛されるべきでない私が愛されるので、
愛されるべきあの子は私を愛さないで、愛されるべきでない私はあの子を愛している。
毎回毎回、この袋小路に閉じ込められてネズミみたいにぐるりぐるうりと回っているのだけど
結局答えのないことが答えのようなので、私はさして、もう気にしないことにしました。
だって結局、あの子のことが好きなのだし。


***

拍手ありがとうございます。リクエストもありがとうございます。
ぼちぼち片づけていきますので、しばらくお待ちください。

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