どこをみているの
2025/02/09 [PR]
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2011/10/04 反逆の優等生
書けないし歌えないし愛せないし
ぼくにとっちゃきみはガラクタ
きみにとっちゃぼくはガラクタ以下
おもしろいことなんかひとつもないから笑うなよ
眠れないし話せないし泣けないし
ぼくにとっちゃきみは神様
きみにとっちゃぼくは神様以上
いとしいことなんかひとつもないから愛するなよ
見てみて、
窓の外 白い雪 強い風
あしたのやくそく 見間違え
めぼしいことなんかひとつもないから信じるなよ
きみをすきだとか
ぼくをきらいだとか
ほんとは
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2011/09/29 ゆびさきのぱんどら
小さな匣の
中身はことば
私のしらない
ちいさなことば
きらびやかな
匣の中には
きみにあげたい
しらないことば
さくらがい
みえるそら
きづけばめぐる
小さな紅葉
きみへ
2011/09/25 もうすぐ死ぬだろう
死にたくないと願いながら生きることも忘れて
かすかに聞こえる鼓動さえも忘れて
ただ頭には白いキャンバス
今日は23度だそうだ
明日は22度
明後日はきっと――
まるで日々は私たちのものであるのに
私たちは私たちのものにはならない
赤い絵の具も麗しい言葉もない
立派な筆も絵コンテもない
精密な機械もコンパスもない
あるのは茫漠とした海
好きな歌を耳に残したとき
誰かと愛を語り合ったとき
美しい空気に触れたとき
あなたの悲しみに寄り添えないとき
思い出してまた、忘れる
明後日は―――20度だった
2011/09/23 うきたつだんすほーるまじっく
黒いガーターベルト
あの子のお気に入り
からまる足が魅力的
親に怒られたのは三年前
もうすぐ私は死ぬのですから
大好きだった無名のワルツ
なかなかかからないから待ちぼうけ
別にいいんです大丈夫
気にしないことが常だから
神様にみえていたものは
隣に座ったビスクドール
小さな靴は処分できない
舞った埃が虹をつくった
言わないことを美徳にしても
言うことで救われる疾もある
だから別にどうしたって
私たちが踊るのは
浮き立つ気持ちおさえて笑う
ダンスホールの幻想の中
2011/09/22 せかいのかたすみ
たくさんのうた
たくさんのもじ
たくさんのこえ
たくさんのいみ
わたしのまえにむげんにひろがる
くらがりのなかでもたしかにそんざいする
そのいとしいものを
わたしはたべてしまいたくて
あなたのことば
あなたのえがお
あなたのなやみ
そういうものがすごく、いとおしいんだよって
だいすきなんだよって
ちいさなちょきんばこにためています
いつかわってなかみをだして
きみのとこまであいにゆく
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