どこをみているの
2025/02/08 [PR]
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2012/01/30 君に花束
いちまんぼんねだりやをきみに
ぼくのぶきっちょのゆびで
ちまるけになったまっかなはなを
きみさずけたいとおもいます
ねるまもおしんできみにささげた
いっせんぼんのほうせんか
ぼくのぶきっちょなあしもとに
さいたただのくさばなを
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2012/01/23 星を探しに
眠い目こすって星をさがしに
かっこつけない、そう決めた
君にふられた1085日前
空を見上げて星をさがしに
地球の裏側、おはようさん
今ごろ君は土の中
指をなくして星をさがしに
赤い花びら、餞別になれ
君と僕との内緒の話
2012/01/16 00時16分
氷のようなつめたさが
ああかあさん
ぼくの足を撫でていく
ああかあさん
ぼくの足を
ぼくの腿を
ぼくの臍を
しねと謳うようだ
ああかあさん
あなたいま、どこにいますか
白いハンカチ使ってますか
ああかあさん
ぼくの肋骨を
ぼくの肺を
ぼくの咽喉を
白い足が
冷たい指が
赤い血が
ぼくを
2012/01/11 捨てられたドール
大理石の床に眠る小さなドール
翡翠のような瞳が私を見ている
なにか言いたげな私のドール
愛された果てに捨てられた
おまえだけじゃない
君だけじゃない
貴方だけじゃないし
私だけでもない
愛されるのは一人ではない
愛すのは一人でもない
一瞬、巻毛に指触れただけ
愛はこもっていなかった
ドール、ドール、ドール
そんな瞳で見ないでドール
あなただけではなかったの
2012/01/04 反逆の神
冷えきった床に辷る足
皮膚の感覚はない
ただ歩いてきた何億光年もの記憶を頼りに
どうか今夜だけでも貴方が静かに眠れるように
静謐な文字を指先で連ねる
勿論救いなどなにもない
砂漠を満たす群青の風
気高き神の手のひらが届く
幻覚でも妄想でもない砂塵の夢
どうか貴方がその一瞬
美しい瑠璃色の瞳を輝かせますよう
美しい東雲色の肌を潤ませますよう
連ねる物語
床が暖まるころに眠る反逆の神
物語の続きは遥か彼方のその先に
美しい文字、美しい世界
どうか壊せよ反逆の神
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