どこをみているの
2025/02/08 [PR]
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2012/02/28 群青の
指先からかおる揮発性の、マニキュア
今、君たちは空気へと溶け込んでいるのですか
私が消えたいと願うより先に、君たちは音もなく
耳に流れ込む苦しい音楽
人生の悲哀を、絶望を、そうして少し見える希望を
人生の葛藤と、あがきを、そうして少し見える愛情を
君たちは空気へ溶け込むように歌うのですね
私がいらないというより先に、君たちは風にのり
どうしたら助けてもらえる、もしくは消してもらえますか
どうしたら愛してもらえる、もしくは嫌ってもらえますか
お世辞の言葉はもういらないと、何度言ったのか
同じ唇から何百万ものお世辞とおべっかのパレイド
はいどーはいどーはいどーどー
群青の夜に馬は走る
群青の夜に夢は開く
そうしていつか、私が消える夜もくる
群青の、響きの中で
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2012/02/20 かなしばり
きみがかけるまほう
せれはぬきさしならないぼくのまほう
ばかみたいなばれえをおどって
きづいたらかんきゃくなんかいないんだぜ
きみがぼくにかけるまほうは
ぼくがきみにかけるまほうといっしょ
きみがたのしけりゃぼくはたのしくない
ぼくがたのしけりゃきみはたのしくない
いいかげんにしとくれよ
そりゃまほうじゃないよ
のろいさ
2012/02/16 食べきれない
黄色いたまごがとろけていたのは
君の脳髄ぶちまけるまえ
知らぬふりして歩くレンガ
毛玉だらけの背中がにくい
きれいなメイクとういた心
きっとわからないんだろう
僕が君をわからないように
高速バスは都会を離れた
たべきれないほど美しい町を離れた
みかん色の街灯が僕らを見送る
2012/02/07 星屑のこども
ぼくらのきげんは
なんおくねんまえのちいさなほしくず
きみもぼくも
あいつもそいつも
きっとひとつのほしくずだった
くらやみのなかにうかぶ
ちいさなえるいーでぃーらいとみたいに
どこかでだれかのいのちをてらす
そんなほしくずならよいと
もじばんがさすはるかむこう
すなのみなもと
きいろいむしけら
わかってくれとはいわないよ
ああどうか、そうして
ぼくらはほしくずのこども
きっといでんしもおなじはず
ねえだから
ことばにしないおもいもよせる
ねえ、ああ、そう
ねえ、ああ、そう
2012/02/06 よあけのじゅもん
夜をひとつ越えても すぐに朝になる
星をひとつ捕らえても すぐに雲になる
いかないでください
私を置いていかないで
まってください
私を忘れないで
月をひとつ見つけても すぐに霞になる
朝をひとつ愛せば すぐに夢になるのに
よあけのじゅもんは
その、あとで
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