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どこをみているの
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2015/03/22  リピート
noteでも書いたんだけどほんとにたまにいみわからんぐらい不安になってきて、誰かに死ねって言われたくなるときがありますね。ありませんかね。ないですか。
別に、怒られたいとか否定されたいっていうよりかは、自分が思う自分のダメなところを、人にもちゃんとダメって言ってほしい、というか、なんだろうなあ、今言葉にしてみたらそうじゃねえなって思いました(笑)
めたくそに否定されたい気はある。でも、本当にそんなことされたら悲しいな。打たれ弱いから。ただ、それで傷ついて、そう言われても仕方ない人間なんだって自虐をきわめて泣きたいのだと思います。だからどうなんだって感じだけど、たまに怒られてしくしく泣くとすっきりするときもある。ダメ人間はダメ人間だから、ダメらしく生きて行こうかなってなりますよね。そういうときあるよね。これはあるでしょ。

夢に、最近連絡とってない友達が出てきて、その子と見知らぬ町をドライブしていて。小さくてかわいいカフェがいくつもあったから、二人でどこに入ろうかって、私が運転して、左折したり右折したりするんです。
昔、夢に出てきたショッピングセンターとかも出てきて、なんか不思議な夢だった。そういえば、そのショッピングセンターの夢は、心が萎えているときに見た気がして、結構参っているのかもしれないと、なんとなく、そういう尺度になっていたかもな。

何が参ってるって、本当に何ということはないのですが、でも、なんかしんどくていつもすぐに帰るにはどうしたらいいだろうって、そればかりを考えてしまう。仕事が嫌で、どうしても嫌で、だけど、家にいるのも嫌で、閉塞感ばっかりのような気がしている。そんなことはないのかもしれない。でも、それがよく、わからない。誰か教えてほしい。そんなことないんだよ、でも、そんなことあるよ、でも、なんでもいいから、教えてほしいよ。
正解とか、間違いとか、そんなことはどうでもよくて、どうか、教えてほしい。何が、どういう仕組みなのかってこと。幸せってどういうことなのかってこと。生きる上で、大切にしなきゃいけないことを、三つだけ。

何も考えていない時間が多い分、小さなことで躓いたときの衝撃が酷くて泣けてくる。どうやって解決したらよいのだろうって、でも、それは、自分のことだから、自分で考えなければいけないのですよね。でもね、私は、やっぱり誰かに教えてほしいんだよ。

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2015/03/08  秘密
気もそぞろで何をしても上手くいかないと思う、というか、口をつくのがつまらない言葉ばかりの時って本当にどうしていいのかわからない。大学時代だったなら学校を兵器で休んでコンビニで買いこんだお菓子をバカ食いしていたのだと思う。
だけど、今はそんなことができない。社会は回るし社会人としての責務は全うせねばならない。他人は他人、自分のバイオリズムで動いているわけでもないから。自分の気持ちを抑えて滑らかにならねばならない。それは私だけでなく、すべからく、他人と接するということは、そう言う事だと思う。凹凸はつけない。仕事の上では。

知人が言っていた、もう少しみんなに余裕があったら、という言葉を、いつも感じる。余裕があったらいい。というか思いやる心とか気づくことが、できたらいい。でもそれが出来ない人とできる人がいる。できたらいいといいながら、出来ない人もいた方がいい。そうじゃなければ回らない。気づく人が多過ぎてはなにもうごかない事の方が多い。気づかない人はきっと無敵だから。

誰かを好きになったり嫌いになったりす
るのはとても不思議で、見えない力がはらいているようにもおもう。なんて言って、好きとか嫌いとかの話は恣意的なんだから見えない力なんて働いてるわけないんだけどね。だけど人は運命が好きだからね。
どういう人が好きなのかと尋ねられても答えられない。さも言えることが当然のようにいわないでください。

当然は、普通は、どこにおちているだろえ。

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2015/03/08  「あの日の僕らにさよなら」「友情」感想
◆「あの日の僕らにさよなら」/平山瑞穂/新潮文庫◆
あらすじ:桜川衛と都築祥子。共に17歳。互いに好意を抱きつつも、一歩踏み出せずにいた。ある夜、家族不在の桜川家を訪ねた祥子は偶然、衛の日記を目にする。綴られる愛情の重さにたじろいだ祥子。何も告げず逃げ帰り、その後一方的に衛を避け続け二人の関係は自然消滅に…。あれから11年。再会を果たした二人が出した答えとは―。―アマゾンより
これ読んだときに「うへ、なんかちょっと身に覚えが!」ってなりました。なんというか、桜川くんが、数年前に付き合っていた男の人に似てるっていか、似てるっていうとなんか失礼なんだけど、色々と、自分の中でこねくり回して人のことを拡大解釈(?)しちゃうところとか、根暗っぽいところとか、人のことを自分なりに分析して人のことを分かった気になるところとか、なんだろうなあ、間違ってないんだけど。桜川くんは勝手に祥子ちゃんが自分を好きなんじゃないかって思ってしまって、それを日記につけている。中々日記に心情吐露する17歳男子っているのかな?まあ変に頭よくてひねくれてたらするか。祥子ちゃんはそれを目にしてびっくりする。なんかほんとにわかるっていうか、祥子ちゃんは桜川くんに居心地の良さを感じてはいるものの、それが恋愛といわれるとたぶん違う、って、答えるだろうなって感じ。だと思います。変に気取ってなくて格好良くもなくて博識で、自分だけに見せてくれる桜川くんに、祥子ちゃんはある種の独占欲を感じてるとは思うんだけど、それは自分だけが抱いて良い感情であって、桜川くんは抱いてはいけない、ので、いざ彼が自分のことをそういう気持ちをもってみていたって思ったからかなり引いたんじゃないかと思った。つうか私がそうなだけか。なにこれ、自爆?
で、とにもかくにも、祥子ちゃんは男運が悪い。つまりだめんずうぉーかーなんだけど、でも、そのだめんずっていうのも中途半端なんだけど、それがまただめんずっぽい。高校生のパートは大体1/3ぐらいかな?序盤なので、こっから話が動き出すけど、しかし男運がない。一方桜川くんは社会人になってイケメンヤリチンになってしまう。んですね。祥子ちゃんへのコンプレックスかね(適当)。
で、ふとしたきっかけで桜川くんは祥子ちゃんの消息を追って再会することになる。
なんというか、全部ドラマ仕立てっていうのか、映像化しやすそうっていうのが読んで最初の感想でした。手頃な物語っていう感じ、で、最初名前だけ見たときに著者は女性かと思ったけれども、内容読んでてこれ男なんじゃねえかと思ったら案の定男性でした。すべて、こちらの想像の余地なく語りつくされていて、だからすごくお膳立てされた綺麗なお話っていう感じです。好きかと言われるとそうでもないし、嫌いかと言われてもそこまでっていう感じ。
しかし、本当に祥子ちゃん男運がなく、最後にオーストリア人のダメ男につかまってしまう。で、そのダメ男の前評判が「あいつは危ない」云々で、てっきり私はものすっごい性虐待でも受けるのかと思ったらなんかちょっと違って、なんかそこも拍子抜けでした。たぶんこれは「その女アレックス」読んだ後だったからだと思う。きっと。読んでて、作者さん、結構優しい人なんだなと思いました。

◆「友情」/武者小路実篤/新潮文庫◆
あらすじ:脚本家野島と、新進作家の大宮は、厚い友情で結ばれている。野島は大宮のいとこの友人の杉子を熱愛し、大宮に助力を願うが、大宮に心惹かれる杉子は野島の愛を拒否し、パリに去った大宮に愛の手紙を送る。野島は失恋の苦しみに耐え、仕事の上で大宮と決闘しようと誓う――青春時代における友情と恋愛との相克をきめこまかく描き、時代を超えて読みつがれる武者小路文学の代表作。―アマゾンより
もうね、本当にこのあらすじの通りです。というかあらすじ全部書いていいわけ?え?と思いつつアマゾンから引用すると決めているので(面倒なだけ)。こんな有名なのはみんな読んだことあるかもしれんですね。実は私、最近読んだけど二度目。一回目は大学の授業の関係で読みました。その時は大宮カッコいいな!え!と思ったけど、今回はみんな自分勝手だなほんと、と思いました。恋愛って本当に、自分が幸せになるためのものなのだろうかと思う。よくわからんです。私の恋愛観っていうか、そんなものが育むほど恋愛ってものをしてきたことがないから、なんつうかわかんないんだけど、みんなが自分勝手で愚かに成り下がってしまうというのなら、そんなものこの世から消えろと思うが、しかし、それがあるからこそみんな生き生きしてるんだろうなあっていうか。友達と「友情」の感想を話していたときに、夏目漱石の「こころ」と同じ構図だねなんて話していたんだけど。ただ、この「友情」は「友情」って名前がついている通り、私はあくまで「友情」がメインだと思う。野島は杉子を好きになって、大宮に相談するけど、実は大宮も杉子のことが好きで、でも、そのことをおくびにも出さない。それに引け目を感じこそすれ、野島へのことを考えてなんと海外へも飛んでしまう。最後の最後で野島を裏切るようなことになってしまうけれど、ちゃんと、大宮なりにけじめをつけていて、野島もそれを受け入れていて、そこにはやっぱり大宮と杉子の間の愛情よりも、大宮と野島の友情が確固として存在しているのと感じた。なんとなく、私の中で「こころ」はKと先生の張り合いに御嬢さんが道具として登場してきた感じが否めなかったので、やっぱり同じ構図でも(まあ書きたいことも違ったとしても)、作者によるのなあと思った。し、武者小路はきっとすごくいい人だ。真面目で。

***

そんな感じです。今は志賀直哉の短編集を読んでいるのでまた感想書きます。

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2015/02/14  だきとめて
クリスマスにディナーはつきものだが、バレンタインにディナーというのはあまりないのかもしれない。予約客は二組、料理はキッチンからフロアに滞りなく運ばれていく。バレンタインだからと、犬養くんは今日のデザートを大分前からガトーショコラに決めていたようで、ハート型にくりぬいた砂糖菓子なんかもつけていて楽しそうだった。加島さんと宮下さんは行ったり来たりを繰り返してはいたが、疲れた顔一つ見せない。彼女たちも、誰かにチョコレートをあげたのだろうか。ごちそうさま、というお客さんの優しい声を聞くたびにほっとする。
「お疲れ様、でした」
「うん、お疲れ。あ、これ、江野くんに」
「え、いいの」
一足先に加島さんが帰り、宮下さんも最近できた彼氏と約束があると言って戸締りを仰せつかった僕と犬養くんだったが、彼はラップにくるまれたガトーショコラをこちらに差し出す。ちゃんと、あのハート型の砂糖菓子もついていた。
「時間あったしさ、加島も宮下さんもどうせ彼氏にチョコとか渡してるんだろ、悔しいじゃん。江野くんもいないって言ってたしさ」
「ありがとう。犬養くんはお菓子が上手だからいいね」
「江野くんだってやろうと思えば作れるっしょ。でも問題はさ、やっぱりおいしいとかじゃなくって女の子からもらえないと意味ないってことなんだよね。俺、なまじ自分で作れちゃうからほんと悔しい」
「はは」
小柄な犬養くんは飛び跳ねるようにして憤慨していたが、でも、俺のチョコはうまいから、と言って最後は白い歯を見せて笑ったので僕も笑った。
この冬に買ったロングのダッフルコートは温かいがその分重い。立春もすぎたというのに昼間は雪がちらついていたし、陽が落ちて雪はやんだが空気は冷凍庫のように冷たい。肌が乾燥しやすく、ひびが入っていくように思える。家まで十分、普段なら何とも思わない距離だというのに、こういう日は三十分も歩いているような気になってくるのだった。家についたら温かいコーヒーと、犬養くんからもらったガトーショコラを食べよう。砂糖菓子は、最後に取っておこう、か、その前に携帯で写真をとっておこう。
「こんばんは」
急に声をかけられて驚くと同時に、声の主がすぐにわかる。背の高い彼の影が、僕の足元に伸びていた。ドアに凭れている。玄関灯が照らす彼の頬は、オレンジ色だった。
「ごめん、来る途中に連絡しようとは思ってたんだ、けど」
「あ、いや……寒かったでしょ。結構待ってたの?」
「十分ぐらいかな。ちょっと前までコンビニいたし」
「そう、ですか」
「うん。部屋、いい?」
「うん」
一か月ぶりの彼の姿や声に、思わずもらったガトーショコラを取り落しそうになってしまう。彼はすぐにそのお菓子に気付いた。
「バレンタイン?」
「うん、そう、これ、うちのパティシエがくれたんだ」
「犬養くん? だっけ。手でもってなくってもいいのに」
「そう、犬養くん。かばんに入れると形崩れちゃいそうだから。犬養くん、自分で作ってるのはやばいって言ってたよ」
信楽さんは噴き出しながら、部屋に上がる。

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かけませんでしたpart2

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2015/02/08  マチルダのこと
マチルダは中学からの同級生で、名前は町田というのであだ名がマチルダという。
けれども、なんだかマチルダって言うのは彼の本当の名前のようにも思えるのだった。なぜならマチルダはハーフで(というと国際論だかの教授はダブルだといえという。ハーフというのは血が半分半分って意味でちゃんと混ざってるって意味じゃないっていう)、フルネームは町田トーマスと言って(本当はミドルネームがあるが長くて俺は覚えられない)、オヤジさんがフランスだったかイギリスだったかヨーロッパの生まれで、母さんは生粋の日本人だけれどもオヤジさんの血が濃くでたのか、マチルダは緑の瞳にそばかすつきの白い肌、透けた茶色の髪のを持って生まれてきた。だからマチルダっていう外国っぽいあだ名がついていても何にもおかしくない。中学の英語をサポートしてたアニーというアメリカ人の先生は、マチルダっていうのは女性につける名前だからちょっと変よ、なんて言ってて、だけど俺たちはマチルダはだったし、変なことなんかちっともなかった。たぶんそれは、俺が吉彦って名前だけど、吉子って呼ばれるのと同じような感じで、まあ俺みたいな男を吉子って呼ぶのは変だってことなんだろう。そりゃわかってても、マチルダの見た目はさておいて中身は生粋の日本人で、すごい汚い言葉ばっかり言うし、英語も全く話せなかったもんだから、ギャップがひどくて、本当なら学校中の王子様、なんていう風になってもおかしくなかったのに、中身を知ってる女たちからは随分嫌がられていたもんだった。
マチルダのオヤジさんはさすが外人だからか、町で一番の長身だった。その血を色濃く引いているマチルダも、高校二年のときにぐいぐい伸びて、学校で一番の身長とガタイの持ち主になった。マチルダはみるみるうちにその雰囲気を変えていき、いくら中身が汚くて英語もろくに話せないクソッタレだとわかっていても、色恋沙汰の好きな年代ということもあって、彼はようやっと学校一の王子様になったのだった。マチルダ自身は女たちにもてはやされるのを良く思っていないようだったが、いくら中学から見知っている女たちだとはいえ男たちは羨ましがったし、女たちはいくら中身が汚くてもマチルダの嘘みたいに煌びやかな見た目に夢中になった。

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本当は書きたかったのだけれど力尽きました。
BLです。

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