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2014/04/12  エイプリルフールの悪魔
でもべつに、もうエイプリルフールでもないんですけどね。

日曜日入稿に向けて明日は一生懸命下読みをせねばなりません。
まだ組版作ってないし、もう本作らなくてもいいんじゃね…ビオトープまだあるし、とかいう気持ちです。でも、やっぱり作るよ…となっています。
ページ数すらまだ怪しい。大丈夫なのか…
前回よりも少し薄い本になります。読んでもらえるかな。

内容が決まったので、オフラインのページも更新しましたが、こちらにも。

◆タイトル
「さよなら」
◆短編集・A6・150P程度・500円程度
◆収録作
・「CHILDREN」
・「さよなら」※BL
・「聖家族」
・「セレンディピティー」(サイト掲載作「セレンディピティー」加筆・修正)

以上となります。
相変わらず似たり寄ったりのお話ですが、暇つぶし程度にはなるのだろうか…
最初、セレンディピティーを入れるのは迷ったのだけど、せめてもの良心で入れてみました。
他の三つはもうテイスト似たり寄ったりの欝なお話です。
ぜひ、石渡さんを愛でてください。

また、イベントも確定しました。

平成26年5月5日 第18回文学フリマ

に出店します。
スペース番号などは後程。
また、文学フリマ後にはメールでの通販や取り置きも行いたいと思っていますのでお気軽にお声かけください。
ビオトープ、あとわずかです。たぶん(把握をほとんどしていない)。
今回の「さよなら」も必要最低限しか刷るつもりがないので、買ってやるよ仕方ねえな!と言う方はぜひ!笑

眠いので寝よう。

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2014/03/24  三秒でおまじないをかけて
昔のログなんかを見ては、少し悲しくなって、
悲しくなるというのはつまり、クソみたいな感性でも今の自分にはない感性が光っているのでそれがうらやましいというか、なんかもう、そういう時に帰りたいなってやっぱり思いますけれどもそれは無理だというのはわかっていて、わかっているからこそ、帰りたいなって言いたいだけ言えるっていうか、なんかそういう、そういうのってありますよね。
なくなった感性を埋め合わせるものとして、じゃあ他に何かあるのかというとその部分にはぎゅうぎゅうに仕事をするという、無機質な憲法、つまり成文法が入っているわけで、自分が大切にしたいのは成文法ではない法律、なんていうんだっけ、形にはなってない法律、あ、不文律?みたいなものを、大切にしたいんだけど、なんかその面積すげー狭くなってきてんなーっていう。感じ。
何回も同じこと言ってるんだけどさ。

最近は、なんかあったかなあと思ったけど、私に彼氏はいないのに、友達の脳内には私の彼氏が存在していて、その友達の彼氏と四人でWデートするところも想像できるとか言われたのがめちゃくちゃ面白かったです。
すごいことことまかに私と私の彼氏(仮)の出会いから付き合うところ、彼女の彼氏と出会うところ、ご飯行くところとかを説明してくれて、腹かかえて笑いました。妄想もあそこまでいくと一つの小説や漫画かけるんじゃないのかっていうぐらいの感じ。ほんとに笑った。
何が面白いって、私に本当にその彼氏がいるんじゃないかっていうか、私まで将来的にそういう彼氏と出会ってるんじゃないかって思えてくることで、なんか楽しみになってきて。
妄想の力ってすごいですね。うん。

あとは中々思うように新刊のお話が進みません。難しい。
読み応えがあるのかどうかはわかりませんが、一話が前回よりは長いですので、収録数自体は少ないですし、あんまりおもしろいと思ってもらえるかどうかはやはり不明。
とりあえず、今はメインのBLっぽいのを描いていますが、やっぱり真剣に書こうとすると、男の人が男の人を好きになるってすごい不思議だ。女が女を好きになる、のも不思議だけど。
男の人が女の人を好きになるって、たとえばナイスバディだとか美人だとか声がかわいいとか笑顔がかわいいとか、そういうのでいいじゃないですか。たぶん。でも、男の人が男の人を好きになる理由って、それがまあゲイなら同じ理由でいいとは思うんだけど、ノンケの人が男の人を好きになることもあるとしたら、じゃ、それってどういう理由なのかな。と。思う。けど、やっぱ綺麗とかかっこいいとかちょっとした瞬間に可愛く思うとか、そういう感じなのかな。
どっちかというと、偏見かもしれませんが、女が女を好きになる方がハードル低い感じがする。それはまあ、私が女だからかな。
その、妄想してくれた友達と話してて、どういうときに恋愛は始まるのかとか話してたんだけど、相手ともっと話してみたいな、とか、相手の笑顔をもっと見てみたいな、とか、そういうシンプルなところからじゃないかな、という答えを得ました。まあそういうもんだよなあ。
結局、言葉にできることってほんの一部で、雰囲気、全体の空気感が自分の好むものと一緒だったりとか、中身が気になるとか、そういうことなんだよなあ。
難しいですねえ。

あー、三月も終わりますね!死にたいね!

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2014/03/07  そういうことにしておいて
話が合わない、という人と一緒にいると自分が話している言葉が口元に詰まって、窒息死しそうになる。
あ、話、かみ合っていないな、とか、私の気持ち伝わっていないな、とか、そういう瞬間の迷いが私の脳みそを常に脳梗塞に導いて、つまり私はそういう人と話しているときに三秒に一回は脳の血管が詰まって死んでいるということになる。でも、それは決して大袈裟な話ではなく、そのぐらい話が合わない人と一緒にいるのは決死の覚悟、というか、背水の陣、というか、とにもかくにも清水の舞台から飛び降りる気分なのだった。
といって、私が、話の合わない人を毛嫌いしていて憎んでいるのかというとそうでもない。
もちろん、いくらでもいなせる。場合によっては私が相手にいなされているのかもしれない。だので、よっぽど、話が合わないということによって諍いが起こるということはないのだけれども、なんてたって脳細胞は三秒に一回全部死んでいるので、続いて言葉が出てこないことがしばしばある。
あ、この言葉は間違った。
あ、この言葉は跳ね返ってきた。
あ、この言葉で笑い合えなかった。
あ、この言葉で憤慨しなかった。
そういう、一時停止ボタンをいちいち押してしまい、脳細胞も全滅し、私は人間として何回も何回もやり直さなくてはならないはめになる。さて、そこで問う。何度も死に何度も生き返る私は、本当に人間としてやり直せているのだろうか?と、言いたいところだが、話の合わない御仁とはこの根本的な問いすらままならないし、破壊されてしまうので、私のこの問いは永久に解決されないままだ。
「あ、鈴裏さん」
「彦根ちゃん」
もたもたとレジで温めなぞを待っているうちに、話が合わない代表の鈴裏さんがやってきた。私の口は殊勝なことに彼女に話しかけようとしていたが、どうにか名前を呼ぶにとどまる。脳梗塞を起こしてたまるかってんだ。
「彦根ちゃん、何買ったの?」
「あ、えと、アメリカンドッグ」
「おお。私もそうしようかな」
「おいしいですよ」
「そ、だよね~」
そうだよね、とは言わず、一瞬真顔になって、そ、の後に一拍入ってだよね、とは、どういう了見なのかぜひ伺いたい。私の返しがまずかったのか、じゃあどういう返しを期待していたのか教えてもらっていいですか。
もう話しかけられないと思ったら、空いていたこともあって鈴裏さんはすぐにレジにおにぎりを二つ持って来た。
「あと、アメリカンドッグを」
ピーピーと、私のそぼろご飯を温めていたレンジが鳴る。小さな声で断りをいれ、店員が袋にいれたそぼろご飯を差し出してくる。
「すいません、私のそぼろちゃんが」
「許さないんだから」
鈴裏さんが笑いながら言ったが、そこは真顔で言ってほしかった。じゃないと、私が「ひどい!」とか「無体な!」とか言えたのに、そんな悪気のない顔でそんなこと言われても何も面白くない、と思うのは、私だけ、ですか、そんな女っぽく言われてもじゃあ私の方が許しますよってなもんです、というのは、もちろん言えないので曖昧に笑って見せた。じゃあ、とか、お先に、とか、うんとかすんとかいいながらコンビニを後にする。どうにか横断歩道が赤になりませんようにと早歩きで歩き始めると、後ろから走り寄ってきて、嫌な予感はしたが振り返るともちろん鈴裏さんだった。なんだよほんとに。
「さっきさ、江間くん怒ってたよね」
同じ課の、私の先輩であり鈴裏さんの後輩である江間さんの名前が出てきたので私は興味津々だ。江間さんは、鈴裏さんよりも話が合うし面白い先輩なので嫌いじゃないが、気分で人を左右するし自分のことを絶対に正しいと思っていて誰かと話すときは上から目線だし、職場でも平気で八つ当たりをするし、そういうところが人間として欠陥がありすぎると思うので、総合的な評価は大嫌いだ。さっきも、自分の知らないところで私と鈴裏さんが仕事を進めていたことが気に入らなかったらしく、基本的に私に対してひどい言葉をあびせて(何がたちが悪いというと、本人がそれを八つ当たりだと認識していないところ)、だんまりを決め込んでしまったのだった。
「あー、でも、あれは私が最初から江間さんに確認すればよかったんですけど」
「うーん、そっかあ」
いや、そこは同意じゃなくて、そんなことないよ江間くん最悪だった、ぐらい言えませんか。
「……江間さん、いつもああなんです。人に言うときはまくしたてるし、課長にも口ごたえばっかりするし、自分以外みんな間違ってるみたいなところあるから」
「ん、そっかあ」
言わなきゃよかった。私の脳細胞が全滅した。鈴裏さんは苦笑いをして、私の苦言には賛同できませんということをなんとなく雰囲気で醸してくる。これももしかしたら本人は気付いていないのかもしれないし、むしろ私がやっぱり悪いということなんだろうか。私はこの件に関して私が悪いとは思っていない、けれど、まあ後輩が悪いと思うのが定石だろうということでそう思うようにしているだけであって、気持ちの上では折れる必要はないと思っている。し、この話を振ってきたのは鈴裏さんなんだから、それで引くのはおかしいんじゃないかという気持ちもなくはない。
何でも、ネガティブなことでも、ポジティブなことでも、とにかく何でも、どこか一緒に賛同しあえることや、どこか一緒に否定できるものがなければ、私の脳細胞は維持されない。すくなくとも鈴裏さんと話すことによって、私の脳細胞が毎回死ぬのであれば、私はできるだけ彼女との接触は避けなければならない。私のなけなしの脳細胞が一生懸命答えをだす。生まれ変わって、劣化して、生まれ変わって、劣化して、生まれ変わった末の脳は、もはや人間としてちゃんと機能してるのか怪しいが、そんな脳みそでも一生懸命考えたこたえが、彼女を避ける、ということであれば、私はそれに従う。
話が合わないのであれば、避ける。
わからないこともつらいし、わかってもらえないこともつらい。
まったくわからないことを考えていて、「自分の知らない世界をこの人は知ってるの、素敵!」となる女はほんとに馬鹿だ。自分の人生を生きていないし、人生の価値基準が自分の外側にあるのだと思い込んでいる。と、私は思い込んでいる。
ので、やっぱり、話が合わない人と一緒にいるのは苦痛以外の何物でもない。馬鹿だとも思われたくないし。
「じゃ、私下で食べるから」
地下にある休憩室に去って行った鈴裏さんは、何事もなかったかのように笑顔を振りまいていた。やっぱり何を考えているのかよくわからないし、私の中にもカテゴライズできない人だった。
まあ、アメリカンドッグを買うところは少し評価しておこう。

***

今日思ったことでした。

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2014/03/05  ものもらい
風がごうごうと吹き付けていた。ばちばちとはじけて、がつがつとぶつかり何かを蹴散らしていた。
まるで密閉されたような暗い部屋の中で、じっと、じっと、息を殺しその、風の音だけを聞いていた。
目をつぶり音だけを聞いていると、いつのまにか自分が外に放り出されて風邪に苛まれている気になってくる。だだっ広い、アスファルトばかりが続く地面に放られ、耳元を体のそばを足元を風がはじけて消えていく。
谷間にあるこの屋敷は、殊に風の音がよく響くようだった。屋根が壊れ壁が崩れ、なにもかもがなくなるのではないかと、よく戦々恐々としていた。放り出された自分の体が粉々にまき散らされる夢も何度も見た。
風は狂気で、乱暴で、無慈悲だった。ただ静かに、風の唸りが小さくなり去っていくのをまつよりほか、なかった。

***

もう少しいい文章がかけないのかと……
久しぶりに自分の無計画さにドン引きしてます。三月中に終わらせるべき仕事がどう考えても終わらないので愕然としています。
わかっていたのにできないってことは、わかってないのといっしょのことですね。
聖人君子にはなれないけど、人のことをとやかくいう前にちゃんと自分のやるべきことをやるべきだったんです。
仕事行きたくない(笑)
もう、私が頑張ったところで三月には終わりません。
最近ほんとにモチベーション上がらないし?自分が何をやったのかわからないうちに時間が過ぎて行ってしまって、相変わらず先輩のコトバがいちいちひっかかるからそれで余計にすり減っちゃって、だから、早くどっか行きたいもしくはどっか行って欲しい。
とはいえ、そうなったら私何もできないんですけどね。なにしたって、どうころんだってだめ!
(自分で言っててしにたい)

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2014/03/03  君の瞳の奥 うそぶいてばかりの金魚
やっとこ文学フリマの振込もしてきたので、正式に参加決定です。
スペースなど、追ってお知らせできたらいいなあと思います。
以下、新刊のご案内。

◆「さよなら」
・A6/短編集/150Pぐらい?/500円程度
◆収録作
「CHILDREN」…小学校の頃に微妙な関係だった女二人が大人になって再会する話
「母の日」…母が母の日前日に事故に遭い危篤に。今までのことを思い返す次女の話
「さよなら」…果樹園の息子でおぼっちゃんのおとひこくんと、ごくごく普通の大学生のななつくんがお互い気になって、恋になるお話(BL)

こんなもんでしょうかね…
あと、せっかくなので「セレンディピティー」も入れてもいいかな、と思っているところです。
いろんなさよならを集めたかったのですが、難しい。
とりあえず、今は頑張って完成を目指します。

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