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2025/07/15 [PR]
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2014/09/17 「ただいまサナトリウム」感想
感想をつけよう!と思っていたので、感想をつけます(そのまま)。
9月14日の文学フリマ大阪で買った本がしばらく続きます。今日は第一弾。
「ただいまサナトリウム」だれにもわかからない。vol.3/A5判/700円
著者:四流色夜空、K坂ひえき、三上春海、まここ、ついえよ、りりぃ、k、尾瀬みさき、浴蘭坂もか、葛西心中、斉藤慶次、希代朔、藤草ゆう(敬称略)
「イラスト陣も豪華に、小説合同誌を発行します!『僕らのすーぱーいんたーねっと』に続く今作は『ただいまサナトリウム』と題しまして、閉塞した毎日に帰り道を見つけられるような風を冊子に綴じて頒布予定です。各分野で活躍するメンバーたちの集結をお見逃しなく!可愛く透き通った表紙でお待ちしてます!」(文学フリマウェブカタログより)
ということで、小説合同誌、でした。文章には十人の方が寄稿してらっしゃいます。
個人的に、大学時代から「ハンセン病文学」が好きだったのでそういうのをちょこっと期待していました。買うときに、売り子さん(どなたかわからずすみません)が「ざっくりサナトリウムって感じです」とお話していて、ちょっと面白かったですが、内容もそのとおり。病院、とか、療養所、という意味合いが強いお話はそんなになく、色んな人にとっての色んな「サナトリウム」が描かれています。つまりどういうことだ、と言われるとむむむ、となってしまう感じで、私にとってはちょっと難しかったです。期待していた分の落差があったので、十二分に私の主観的評価です。
物語に関して難しいな、という感想を抱くときのパターンはいくつかあって、話自体が抽象的すぎてわからないときと、話の全容はなんとなくつかめるんだけど物語の中核がまったくわからないときと、高尚な言葉ばっかりで意味が調べないとわからないとき、で、三つめは全く持って私の勉強不足のせいではあるのでけど、前者二つはもへ~ってなってしまう。「ただいまサナトリウム」は、私にとっては二つ目の「話の全容はなんとなくつかめるんだけど物語の中核がわからないに当てはまりました。文章が下手とか、そういうわけではなくて、逆に考えていることが練られすぎていて、中核を覆い隠してしまっている、というか、ああ、せも、一つ目の抽象的すぎてわからない、というのもありました。こればっかりは相性ですからなんとも言えないけど。
「サナトリウム」という言葉にどんなイメージを抱いているのかはとても興味が沸きました。主人公が死んだはずの彼女と過ごすお話「きみとひとりで暮らす」とか、主人公が記憶喪失になってしまう「アムネジアの夏」は、現実なのか夢なのかわからない狭間の、奇妙なお話だけど、それが意味する「サナトリウム」ってなんだろう、とか、思春期独特の自意識が破裂する(話だと私は思っているけど)「リビング・デッド・マジック」の「サナトリウム」はどこだったんだろう、とか、もろもろ。
面白いなあ、と思ったのは一番最後に掲載していた「物語牛胃文学史―ある地方文学史家の報告―」。最初まるで本当の文学史の論文のようなのに、最後で突然報告が小説に転じるところが不気味だったし、あっけにとられた。そのまま論文の形のものを読みたかったなあ、と。
大変主観的な感想になってしまった。でも、感想ってそういうもんだね。
一つわかったのは、私はあんまりにも文学的手法がとられすぎている小説のことは正当に評価できないということでした。
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2014/09/14 やっぱ君じゃないや
9月14日(日)
第二回文学フリマ大阪、サークル参加してきました。お疲れ様でした。
サークル入場時間すぎたころに会場に到着したので、するっと入れて、設営自体、簡単なもんなのでちょうどよく開始時間。
今回、最初が事務局さんのあいさつではなくなんか舞?をされていて、ぬるっと一般入場開始。周りの方も始まったの?と少し困惑気味でした。
大変ありがたいことに、持ち込んでいた「ビオトープ」が完売しました。ありがとうございました。「さよなら」もはけていってくれて、在庫があと三冊ずつぐらいかな。なので、需要はほぼないですが通販用に二冊は確保して、あとはもうお出しができません。再版も全く予定にないです。ありがたいことです。
コピー本の「More in YOU」もそれなりに手に取っていただけて、また残りがあるのでわざわざ通販するほどじゃないけど、イベントに出る機会があれば、持っていきたいなあと思います。
少なくとも、今年中はイベントにサークル参加はまずなく、来年中も無理だなあ。寂しい。なんだかんだ言っても、自分の本を手に取ってもらえるのはめちゃくちゃうれしい。
作りたいなあ、という本はいくつかあって、BLの本もまだ作っていないので作る予定はあるから再来年には頑張る。
とある方が「ビオトープ」を呼んでくださったようですが、誤字脱字が多い、との指摘を受けましたので、その辺もちゃんと加味して、もっとゆとりあるスケジュールでやりたいです。「さよなら」もそうですが、誤字脱字、多くて、本当に申し訳ないです。売り物なのにね。
うん。そんな感じ。
以下は、文学フリマの雰囲気とかの感想。です。
お立ち寄りいただいた方、本当にありがとうございました。
[つづきはこちら]
2014/09/13 さいごのさいご
最後の最後です。
9月14日(日)
第二回文学フリマ大阪
@堺市産業振興イベントホール
スペース:A-05
サークル名:InU(インユー)
参加します。ぜひ、お立ち寄りください。
************************************
柄にもなく色々宣伝してしまいましたが、半分ぐらい、もう、後悔の波が押し寄せているところ。
すごく自分の好きなものばかりなので、ぜひ、読んでもらいたい気持ちもあるんだけど、こんな風に能動的に宣伝するのって、やっぱり私の「小説」じゃないなーという、気持ち。です。
でも、宣伝したり、何かに参加しなければうちみたいな弱小は弱小のままで、本当は出会えるかもしれない大切な人に出会えないかもしれない。なんか、変な葛藤ばかりです。
なんか、純粋じゃない。純粋な、小説、じゃない。
書いてるものは、純粋に、好きだと想えるのに、売る、とか、見てもらう、ということになると途端に心が醜くなります。本を作るのって楽しいけど、作ったら手に取ってもらえなければならなくって、そりゃ本がかわいそうで、でも、本当に、面白そうとか、面白いとか、思ってほしいから、目で確かめてほしい。読んで好きになってほしい。難しいなあ。
ひょんなことからウェブ企画に参加して、失礼ですが大きな催しでもなかったけれど、フォローしてる人やコミュニティーが広い人がいると、少し目に止めてもらえるようで、やっぱりそういうのってでかいなあと思います。
でも、やっぱり、そういうところでつながりができたとしても、面白いかどうかは私次第、相性次第だから、なんか忍びなくなってくる、というか、とにかく、恥ずかしいんです。
自分の書いたものが面白いからじゃなく、そういう企画に参加したから広めてもらえてる、とか、なんかそんな感じ。内輪、って、私がなんども揶揄してしまうのはそういうところかも。ごめんなさい。それもいいと、思うんですよ。でも、私は、とても恥ずかしい。情けをかけられているみたいで、すごく、恥ずかしい。色んなごめんなさいを言って、歩いて回りたい。
だからこそ、宣伝はそこそこに、その場での出会いというか、サンプル見て興味持ってもらったりしたい。だから、直接見てほしい。です。
とはいえ、他のサークルさんで楽しみなところがいくつもあるからそれは絶対に買って帰りたい。全然読めないけど。
2014/09/12 いってらっしゃい
第二回文学フリマ大阪 参加します。
9月14日(日)
堺市産業振興センター
スペース:A-05
サークル名:InU(インユー)
▼出品作
「さよなら」(大阪では初出品です)
・A6判/250頁/600円/短編集
・学年一美人でピアノの名手の同級生と仲良くなったり、大嫌いだった同級生と再会したり、
無表情な男性に戦々恐々としてみらり、ゆっくりと友達から恋人になってみたり――
思春期からのさよなら、親の呪縛からのさよなら、など、
どこか寂しくていとおしい「さよなら」を四作収録しました。
・サンプル→
http://p.booklog.jp/book/84828
「ビオトープ」
・A6判/206頁/500円/短編集
・気のない彼氏を殴り飛ばす彼女のお話や、障害を持つ兄に優しくできない妹のお話、
ビアンの従姉を持つ中学生男子のお話や、女たらしの男を巡る人間模様のお話など――
あなたの生きる「ビオトープ(生物群集)」にいるかもしれない誰かの日常を描いた六作。
・サンプル→
http://p.booklog.jp/book/67888
(表紙はサンプルと色味は異なります)
「More in YOU」(新刊)
・A5判/36頁/200円/コピー本(中綴じホチキス止め)
・毛色の違う二つのお話を収録。こんにゃくのお話の導入になれば。
※「さよなら」または「ビオトープ」をお買い上げの方にはおまけ冊子が付きます
▼その他
スペース:A-28にて参加される「おとそ大学パブリッシング」さん発行の
「週刊コトハト」に、「さよなら」に収録した「セレンディピティー」を寄稿しています。
こちらのご本は色んなジャンルの方のお話がありますので、ジャンル開拓に良いかもしれません。
そちらも、ぜひにどうぞ。
+++++++++++++++++++++++++++++++++
新刊がコピー本という体たらくですが、少しでもお楽しみいただければ。
私のスペースに来てほしいというよりも、文学フリマはとても楽しいので、お時間が許せばぜひ遊びに行ってほしいです。
2014/09/08 More in YOU+
先日、友人三人と私で旅行に行ってきましたが、こんなにも記憶に残らなさそうな旅行は初めてだな、と思いました。
それはともあれ、文学フリマのご案内です。やっとこラインナップ決まりました。
「ビオトープ」A6判/206頁/500円
彼氏をぼこすこにする女の話とか、ビアンと少年の話とか、好きな女の彼氏を寝取っちゃう女の話とか、色んな日常のお話六作を収録してます。サンプルはこちら→
http://p.booklog.jp/book/67888
「さよなら」A6判/250頁/600円
学年一美人の「石渡さん」と仲良くなったり、大嫌いだった同級生に再会したり、処女コンプレックス持った女と無表情男の話だったり、育ちのいい友人とじわじわ恋愛してみたりの四作を収録。サンプルはこちら→
http://p.booklog.jp/book/84828
「More in YOU」コピー本/A5判/36頁/200円
親の死が原因で笑えなくなってしまった女の子とどんどん人間じゃなくなる従弟のお話と、彼氏の浮気相手が男かもしれないことが発覚するお話の二作を収録。
私の書くお話の導入と思って興味を持ってもらえれば嬉しいです。
「エニバデ」おまけ冊子/B6判/26頁/非売
「さよなら」に収録した「聖家族」のスピンオフとして、「聖家族」に出てくるサグラダさんという男性の義妹の話です。読んでいなくても読んでいてもわかるように書きました。
こちらに関しては「ビオトープ」か「さよなら」をもうお買い上げいただいている方には、お申し出いただければ、差し上げます。そんな奇特な方いらっしゃるかわかりませんが、よければ教えてください。
ちなみに「More in YOU」と「エニバデ」に関しては、文学フリマ終了後にサイトでもアップする予定でいます。ご了承くださいませ。
個人的には、「さよなら」が力作なので、ぜひ完売したい気持ちです。
ただ、受けが良いのは「ビオトープ」なんだよね。やっぱり表紙って大切。ユタカさんほんとありがとう。
また、スペースNo.A-28に出展される「おとそ大学パブリッシング」様の「週刊コトハト」にもサイト掲載作である「セレンディピティー」を寄稿(という形なのかよくわかりませんが)しています。「週刊コトハト」は、web企画の「言葉でハートを打て!」に応募された作品の中からいくつかをピックアップして冊子化したもので、色々なジャンルの作品が載っています。
私みたいなのがその中に入れていただいたのが不思議なぐらい、みなさん、個性的なものばかりで、ジャンル開拓にはいいかもしれないです。ぜひ、お立ち寄りを。
以下、それぞれのお話についてのもう少し細かいお話。つまり自己満足です。
なんとなく、語りたくなる時期なので、そういうのが嫌いな人はバックバック。
[つづきはこちら]
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